脳の栄養不足で“走ることができなくなる”
一
日に必要なエネルギー量は、成人男性のランナーで約2500kcal。
(フルマラソンを走る日はさらに+αされます)なんとそのうちの約20%を脳が消費しています。
…つまり約500kcal!牛丼並盛一杯分!結構な量を消費しますよね~!!!
脳がエネルギーとしてメインで利用しているのは、 “糖質”…正確には“ブドウ糖”です。(ブドウ糖;炭水化物が分解された一番小さな形です)
フルマラソン(ないしウルトラマラソンも!)を走る際、糖質の補給(特に「ブドウ糖」)が追いつかなくなると、
脳の活動がスムーズに行われなくなってしまいます。
また、“危機的状況に置かれている”と判断して、できるだけエネルギーを使わないような方向へ体にシグナルを送るようになります。
集中力が切れ、疲れを感じ、脳が体を“走らせなく”してしまうのです。
スタミナアップのために“糖質”が不足しないようにしましょう!
今まででお話してきましたが、実は「脳の栄養不足」を防ぐためにも必要なことなのですね。
マラソン後半での失速や、『ペースを落としてもいいんじゃない?』
なんていう魔のささやきはただの根性無しではなく、「脳の栄養不足」が原因かもしれません。
身に覚えはありませんか?
ちなみに私の場合、この大会に臨むにあたって、(お恥ずかしい限りなのですが…)
栄養面でかなり準備不足でした。一週間前の食事も不規則。
当日の補給食も何をいつ食べるかすら決めていない状況。
そんな中前半オーバーペースで走ったために糖質を無駄遣い。
「脳の栄養不足」が原因だったと考えられます。(う~ん、根性なしではないことを願います^^;)
粘り強い走りを手に入れるには
脳の栄養不足を回避セヨ!
逆に考えれば…最後まで集中して粘り強い走りを手に入れるには、脳の栄養不足を回避すればよいのです。
ポイントは安定的に糖質(なかでもブドウ糖)を送り続けることが大切!!
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